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2013年1月12日土曜日

新年のご挨拶

    

          滋賀県老人クラブ連合会 会長 井 上   昇             


 会員の皆様には、平成二十五年の新春をご家族お揃いで、お健やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。
 平素は、それぞれの地域で多くの事業に取り組んでいただき感謝申し上げます。

 滋賀県老人クラブ連合会は、戦後の荒廃した社会にあって、多くの先輩たちが「老後の幸せは自らの手で創り出そう」と、全国各地において高齢者自らの手で福祉の向上をめざす気運の高まる中、昭和37年に全国組織の傘下として発足いたしました。以来半世紀にわたり、仲間づくりと老人福祉の増進を目標に活動の道を貫いてまいりました。この間、ご尽力いただいた先人たちに感謝の誠を捧げたいと思います。

 今日、老人クラブは、健康づくりや友愛活動に励んでおりますが、そのことは介護予防活動そのものであり、健やかに長寿を全うすることに繋がるものであります。過去50年の間、取り巻く社会環境の変化を認識しつつ多様な活動に取り組んできました。特に誰もが願う健康で生きがいのある生活を目指した健康づくりや介護予防の取組をはじめ、世代間交流や地域見守り活動などにも積極的に取り組み、老人クラブの存在意義と有用性を明らかにしているところです。

 こうした中、引き続き健康的な生活の実現や地域社会の期待に応える活動を展開していくためには、仲間が力を合わせ、未加入の高齢者の方々を勧誘し会員として迎えるとともに、休会・解散クラブの発生防止に努め、活動基盤の強化とクラブの活性化に努めねばなりません。県内老人クラブは、これからも一層、自助、共助の精神を発揮し、連帯と協働、支え合う輪を広げながら「地域の担い手」として心ゆたかな地域づくりに取り組んでまいります。会員の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 最後になりましたが、本年が会員皆様にとって充実した実り多い年となりますようお祈りいたします。

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