滋賀県老人クラブ連合会会長 𠮷 仲 幸 子
会員の皆様には、平成31年の新春を、健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
日頃は、それぞれの地域におきまして、同世代の仲間とともに、健康づくりやお互いが支え合う活動、また、安全で美しいまちづくりや地域の文化、伝統を次の世代に伝える活動などに積極的にお取り組みいただき感謝申し上げます。
さて最近、いろいろなところで「人生100年時代」という言葉を見聞きするようになりましたが、その言葉の背景には、年々寿命が延びて、誰もが百歳を人生の目標として意識できるようになってきた状況と、長い人生を、いかに充実したものにするかといった課題があるように思います。あらためて、長寿社会を生きるための人生設計の大切さを感じているところです。
ところで、わが滋賀県は、男性の平均寿命が全国一位、女性が四位の「長寿県」となりました。その要因のひとつには、積極的にボランティア活動やスポーツ、趣味などに取り組む元気な県民の姿があると言われていますが、私たち老人クラブの活動は、まさに、元気で活躍できる高齢者を目指したものであり、少なからず、長寿県実現に寄与してきたものと自負しております。
今年は、平成最後の年であります。新しい時代は、高齢者にとって、また、老人クラブにとって必ずしも平穏でないかもしれませんが、反面、健康長寿を目指した生活や活動の充実、社会の役割への積極的な参加などにより、より健康的で心豊かな生活を実現できる可能性は大きく広がると思います。
高齢者同士が分かち合い、高め合い、支え合うことがますます大切になる長寿社会において、仲間が集う老人クラブはなくてはならないものです。引き続き、仲間の輪を広げる活動をはじめ、元気で魅力のある老人クラブづくりに努めなければならないと考えています。会員の皆様のご協力、ご活躍をお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
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